このページの情報は 2006年1月15日16時7分 時点のものです。 |
The Stranger
"The Polar Express"を読んでオールスバーグに惹かれ、次に"JUMANJI"、"ZATHURA"、"THE STRANGER"の3冊を一気に読みました。そしてこの本で、完全にオースルバーグの大ファンになりました!
「まさ夢いちじく」を読んでからクリス・ヴァン・オールズバーグさんの本を読みあさってきましたが、わたしはこの「名前のない人」が一番好きです!なんでかっていうと、この話は絵本とは思えないほど奥が深いからです!だからといってけして大人向けでもないし子供にも読めるくらい文章は簡単で絵もついていて淡々としてます。でもその淡々とした様がこれから起こる別れを予告しているようで本当に良いです。なんていうかこの絵本は人を何度でも読み返させる力があると思います。お薦めです
ぼくがオールズバーグファンになったきっかけの本です。「名前のない人」は、彼独特の話、絵の中でも最高だとぼくは思います。これを読んであと10年しても忘れられないと思うほど(忘れたらどうしよう!)、不思議です。
事故で記憶を失ってしまった"stranger"が主人公です。
ある日突然ある一家の車の前に飛び出してきて、記憶を失ってしまった名前のない人。言葉も生活習慣も忘れてしまった彼は、いつの間にかすっかり一家に溶け込み、楽しい日々を過ごす。ある日ふと、名前のない人は記憶を取り戻し、いずこかへ去って行く。夏の長かったその年、彼が去ると同時に一気に色鮮やかな紅葉が訪れる。オールズバーグらしい、独特の風合いのある絵本である。名前のない人が誰なのか、読者には最後まではっきりとあかされない。読者は想像力を巡らしながら、オールズバーグが誘う不思議の世界を堪能できる。何度読んでも飽きることのない、不思議な魅力のある絵本である。 |
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