１９８０age　〜１９８７年〜

Titanic (1997) (Spanish) (Sub Dol)

人気ランキング ： 14,905位 定価 ： ￥ 1,557 販売元 ： Paramount Studio 発売日 ： 1998-09-01

悲劇と人間の心意気と。

ストーリーはタイタニック号の処女航海の悲劇をある女性（ケイト・ウインスレット）の視点から語ったものです。世界で一番大きくゴージャスで「決して沈まない船」と言われたタイタニックが沈んでいった時、そこにはどんな物語があったのか。追い詰められたときにこそ見える人間の本性が出ています。
　レオナルド・ディカプリオはともかく、ケイト・ウインスレットは凄く良かったです。アカデミー賞も納得。お婆ちゃんも彼女がやっているのでしょうか？自分の心に正直に生きて自分の人生を勝ち取ったのですね。
あんな風にぎりぎりのところに追い詰められてもなお、人の事を思える強い人になりたいなあと思いました。私だったら恋人をあそこまで思えるか？自分の所為で恋人が死ぬのは何より辛いから、!!!けるためならめちゃくちゃがんばるかもしれないですね。ケイトの場合は助けるとかそういう事態ではなかったけれど。
それと映像がとても綺麗でした。ケイトがお嬢という設定だったから衣装がゴージャス。古きよき時代のお洋服なのでしょう。必ず帽子を被っているのが20年代のお洒落なのかしら。船も監督がこれのために船作ったというだけのことはありますね。しかし、沈むシーンで水をたくさん入れたからぼろぼろなのかなしれない。TITANICに使われた船が公開されているという話は聞いたことがないですよね。ちょっともったいないなあと思います。

不動のNo.１！

今の自分の置かれた、金持ち連中の息の詰まるような生活から抜け出したいと思っているローズと、自分の才能だけを信じ、全身全霊で人生を謳歌している青年ジャックがあまりにも対照的ですが、だんだんジャックに感化されて変わって行くローズが印象的。恋愛ストーリーのお決まりのパターンですが、本当にこの作品は大好き。この作品でのレオはもちろん、ケイトも上流階級の令嬢らしくて、本当に似合っていると思います。
また、タイタニックの事故の原因を真っ正面から捉えているのもポイントです。船主の政治的思惑と船長の功名心、無線士の不注意や乗客の「絶対に沈没しない」という先入観が入り交じって、史上最大の海難事故に陥ってしまう過程が描かれています。人間の強さと弱さを見せた、そんな作!!!だけに「タイタニック＝海上のロミオとジュリエット」と表現されるのはもったいない！
極限状態に陥っただけに人間のエゴや残酷さなど醜い部分もが描かれていますが、同時に人間には美しい部分もあるということを、この作品は教えてくれます。ジャックとローズの純愛、楽団員のエピソード、ベッドに横たわって静かに最期を迎える老夫婦などがそうです。最後には「人間っていいな」と思わされる映画です。私の中では「タイタニック」はNo.１の映画です。