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2006年1月15日14時36分
時点のものです。

Bull!: A History of the Boom and Bust, 1982-2004

Bull!: A History of the Boom and Bust, 1982-2004

人気ランキング : 67,232位
定価 : ¥ 2,037
販売元 : Harperbusiness
発売日 : 2004-10

価格 商品名 納期
¥ 1,733 Bull!: A History of the Boom and Bust, 1982-2004 通常24時間以内に発送
ウォーレン・バフェットが薦める、2003年の良書です

バークシャー・ハサウェイの会長ウォーレン・バフェット(以降、WEB)が、今年の年次報告書で推薦していたのが本書。WEBの言行に注目している人たちの間で広く読まれています。2000年で終わった強気相場を総括した本書から、教訓を得たいからでしょう。
73-74年の暴落で低迷していた相場が、80年代から90年代を通して次第に過熱していく様子を、本書ではミクロな視点で再現しています。次々と強気の見通しを出すアナリスト、それを担ぐ証券会社、切れ目なく情報を流す金融TV番組。自分の年金を当初は手堅く運用していた一般市民も、欲にかられて株式の割合を高めていきます。悪徳ファンドマネージャー、実体のない企業会計、ストックオプションを悪用する企業トップ、市場の暴走を静止しないグリーンスパン。
当時の人々の様子が鮮明に伝わってくるのは、著者が文献を調査するだけでなく、関係者に対して直接インタビューをしているからでしょう。熱狂の現場に立ち会わなかった者にとっては、細かな出来事も興味深く読めるものです。
本書で展開されている著者の持論は、本物の強気相場(Bull)が現れるのは数十年おきで、いったんピークをつけると15年間ぐらいは弱気相場(Bear)が続くというものです。世界中の株式市場は2003年の春から上昇に転じましたが、2000年に絶頂を極めたアメリカ株式相場が今後どのように進むのか、WEBを初めとする実績豊かな投資の達人の言行や歴史的なデータを基に、その方向性を予測しています。
文章は全体的に読みやすく、平易な英語で書かれています。広く読まれることを意図していたのでしょう。イエール大学で文学の教鞭をとっていた前歴を持つ著者だけあって、文章の構成には巧さを感じます。
WEBはバークシャーの今年の株主総会で、こう言っています。
「私たちが歴史から学んだこと、それは、人は歴史から学ばないということです」


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