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2006年1月15日14時36分
時点のものです。

アストル・ピアソラ・ライブ・イン・トーキョー1982

アストル・ピアソラ・ライブ・イン・トーキョー1982

人気ランキング : 9,179位
定価 : ¥ 3,360
販売元 : ピーエスシー
発売日 : 2004-06-23

価格 商品名 納期
¥ 3,192 アストル・ピアソラ・ライブ・イン・トーキョー1982 通常24時間以内に発送
製作者の熱意に

絶頂期の演奏に加えて、ピアソラの気迫、緊張感、ライブの高揚が伝わってくる名盤です。
また曲目も、悪魔と天使がせめぎあうようなピアソラ音楽の世界観を、存分に味わえるものになっています。
高い評価を受けつつもNHKがマスターテープを破棄(!)したために幻の音源だった、という曰くつきのCD化ですが、
解説を読むと、その価値と、音源を発掘して世に送り出した人たちの熱意が強く感じられ、単なる話題性だけの
CDではないことが分かります。
また、帯封の裏に書いてある、1984年の来日公演のCD化(音源を募集中とのこと)が待たれます。
併せて、この場を借りて、現在廃盤となっている 『AA印の悲しみ』『ライブ・イン・ウィーン』
(ともに学研プラッツ)の再販を切に希望します。

ピアソラの挨拶に涙があふれてきました。

 1982年11月初来日公演3日目、最終日のピアソラと5重奏団のLIVE・CDである。
 斉藤充正氏と高場将美氏による32ページもの立派な封入ブックレット(ピアソラや当時のタンゴを取り巻く状況を解説した貴重な歴史的資料価値あり)によると、今でこそ「タンゴの革命児・ピアソラ」の彼も、当時はアルゼンチン本国で伝統主義タンゴ・ファンから排斥、批判を受けてきた。日本も厳然たるタンゴの文化があり征服欲と不安の中での公演だったようである。
 最終日公演なかば「天使のミロンガ」の演奏に続き、ピアソラの肉声による挨拶、そして演奏は「AA印の悲しみ」へと続いていく。
 
 アストルの言葉を挨拶原文の一語一句、目で追っていきながら高場氏の挨拶訳文で内容を理解したとき感情の高まりを抑える事ができませんでした。とても大切にしたいアストルの名盤の1枚です。

1982年の来日公演最終日の演奏

ブックレットにはこのCDの成立の経緯が次のように説明されている。
ピアソラ初の来日公演はNHKによってデジタル録音され、FMで放送された。しかしそのマスターテープは放送後破棄されたため、本盤では、そのマスターからダビングしたものとラジオ放送された際にエアチェックしたテープを併用し、音質を補正しながらデジタルリマスターしたものを使用している、とのこと。また、放送されなかった曲も含めて当日のコンサートの模様がほぼ全て収録されているという。
オリジナルのマスターによるものではないとのことなので聴く前はどのような音質なのかと心配したが、聴いてみると音質は悪くない。むしろ良好といって良く、普通に聴く分には何の問題もないと思う。最近のデジタルリマスター技術は本当に進歩しているらしい。
ピアソラの新旧の代表曲から幅広く選曲されているベスト盤的な内容。演奏は初来日ゆえの緊張感のある完成度の高い演奏で、文句のつけようはない。個人的には、ピアソラ自身がMCで「これは未来のタンゴだ」と語った後に始まる「AA印の悲しみ」、また、ゲストで登場し「ラ・クンバルシータ」「ロコへのバラード」など4曲を堂々と歌い上げている藤沢嵐子との共演が強く印象に残る。
パッケージデザインの良さやブックレットの解説などを含めて、このCDをリリースすることに対する制作者の意気込みが伝わってくるような好盤である。


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