１９８０age　〜１９８２年〜

中森明菜シングルス27 1982-1991 (DVD AUDIO)

人気ランキング ： 5,847位 定価 ： ￥ 3,990 販売元 ： ワーナーミュージック・ジャパン 発売日 ： 2003-02-26

良い

はたして、DVD-AUDIOというものが、
どういうものか買ってみたのが最初のきっかけ。
もちろん、中森明菜のDVDっていうのは意識があったし、
曲も全部知っていたのし、2枚組の同内容のベストもあったので、
別に買う必要はなかったのだが、
全ての曲のジャケットが見れるというので、手に入れてみた。
買った当時は、注文したTSUTAYAの店員自身に、
DVD-AUDIOという音源の認識がなく、
規格番号までこっちが調べて、注文を行ったが、
いざ来てみたら、音がよくてうれしかった。
中森明菜のシングルは、それこそレコード時代から持っていて、
何度かCDが出て、そのたびに買っていた。
そしてそのたびに、音がよくなる瞬間を喜んでいたが、
このDVD-AUDIOは、音のヌケが抜群に良い。
当時のジャケを垣間見ながら、当時の曲を聴くという、
今の時代にだからできることも味わえるし、
久しぶりに、満足できる作品に出会った気がする。

最高の１枚です。

シングルス27はCDで持っていましたが、DVD-AUDIOも買ってしまいました。もちろんCDとは音質も全然違います。明菜さんの歌には独自の世界があり、ただ詞を歌っているだけじゃなくて、その言葉の意味を一つ一つ大切にして歌っています。聴いただけで理解できるし、目を閉じればその歌の場面が映画のように出てきます。８０年代には似合わないような楽曲ばかりで、今発売してもいいと思うほどです。私が明菜さんを知ったのは16歳の時でした。(今は18歳)初めて聴いた時は、体中に鳥肌が立ちました。歌唱力に驚いたのと、無国籍の楽曲や女を歌い上げた曲、不良ぽっい曲などと様々な明菜さんに出会えた事です。まだファン歴が浅い私が言うのも生意気ですが、明菜さんって本当に歌を愛している方だと思います。まったく懐かしさを感じさせない素晴らしい名曲達がこの１枚にギッシリと詰まっています。

懐かしい・・

３５歳の私にとって明菜ちゃんはアイドルそのものです。当時良くきいて良く歌ってましたよっ！なんか・・癒されます・・

音に敏感な人へ

これは普通のCDと違い、音源を抑えずに全て入っています。
なので、画面は当時のジャケットのままですが、音が全然違います。この音の差を比べて欲しいです。昔からの有名な曲を最高の音源で聴いてみてください。

本CDによる聖子・明菜の考察

中森明菜のデビュー「スローモーション」から「二人静」までの所謂彼女の黄金期のシングルを網羅したのが本アルバムだ。リクエストでもなければこだわった選曲でもない生粋の「シングル集」である。それも年代順に選曲されているのでこれらを聞けば８０年代アイドルを聞くに値すると思う。
ご存知の通り中森明菜は松田聖子と共に名実で８０年代アイドルの代表格だったのは言うまでも無いだろう。特に８０年代前半は彼女らの独壇場だった。
何かと古今両者二人は比較されていたようだが、聖子は全般として軽やかなイメージを連想させるポップスが多かったが対する明菜は、のっけから短調の曲を得意とする来生の曲でデビューまた聖子のような一貫した統一性は必ずしも明菜には当てはまらず２曲目で意表を突くかの如く不良な曲を仕掛けてきた。これによって彼女は「硬派アイドル」「不良なアイドル」という印象を植えつけられた。そしれ聖子が「明」であれば明菜は「暗」となった。
しかし明菜は楽曲面で言えば「不良」などの一括りな訳ではなかった。その後また一転来生を起用し少女的な印象が強い３をリリースしたり、陽水を起用した１０・南米を想わせる１１・１２．タイトル通りジプシーの香りがする１６やタンゴ曲更には加藤登紀子提供の壮大なフルオーケストラバラード２０や当時流行りの「イケイケ」を彷彿させる２２と常に斬新なジャンルに挑戦していた。それはアイドルにありがちな挽回的やふっきれて勝負に出たとかではなく、セールス的にも軌道にのっていながらもチャレンジしていた所が意外性があった。勿論歌唱力があってこそ上記のように色々な曲にチャレンジできる機会もあったのだろうし、成功も果たしたのだろう。聖子が全米進出したのとは対照的に明菜は国内で色々なジャンルに挑戦していた、そんな印象がある。